イギリス革命とは何か?

 

イギリス革命とは

イギリス革命とは1640年から1660年の間にイギリスで起きた改革のことです。

とは言っても20年間戦争を続けたわけではありません。

 

イギリス革命は大きく二つの段階があることをまずは確認しましょう。

①1640年の議会の再開~1649年のチャールズ一世の処刑と共和制の開始まで

②1649年~1660年のイギリス共和国の終了と王政復古まで

 

イギリス革命開始まで

まずは1640年のイギリスの内戦が始まるまでの出来事について確認しましょう。

 

事の起こりは1603年に遡ります。

1603年にスコットランド系の王室であるスチュアート家からジェームズ一世がイギリス国王に即位しました。

 

ジェームズ1世の孫であるチャールズ一世王権神授説を唱え、これは市民層からの抵抗や厳格なキリスト教信者であるピューリタンの強い反感を招きました。

 

1628年に権利の請願が提出されるとチャールズ一世はこれに対抗して議会を解散させました。

 

1639年のスコットランドの反乱に対する戦費徴収のために1640年に議会を再開させましたが、国王への不満が噴出し、チャールズ1世は武力行使による制圧を決意。

(チャールズ一世はスコットランドの国王も兼任していたのでスコットランドの反乱に兵を出す必要があったわけです。この段階ではスコットランドはイギリスとは別の国です。)

 

議会を解散させ、いよいよ1642年王党派と議会派の間で内戦が始まりました

 

1649年から1660年のイギリス共和国の時代については次のページで取り扱うことにしましょう

 

ポイント

1603年 ジェームズ一世即位(スコットランド系王室) 王権神授説

1628年 権利の請願提出 チャールズ一世は抵抗し議会解散

1642年 内戦開始 49年に議会派のリーダー、クロムウェルの勝利